『解放少女SIN』雑感

ノベルゲームをプレイしたのは初めてでしたが、結構楽しめました。

3DSレベルファイブのセールで『TIME TRAVELERS』を購入してプレイしているけれど、この系統に含まれることは分かったものの鳥瞰図的な説明ができないのでそこは御理解くださいね。

 

ざっと紹介と感想(ネタばれ無し)

今回プレイしたのは5pb. によってPS3とPS Vitaで2013年頃発売された『解放少女SIN』。もう7年近く前の発売ということに個人的に驚いています。

解放少女 SIN (通常版) - PSVita

 

これの前作となるシューティングゲーム『解放少女』(米国では "Liberation Maiden" の題でeshopで販売中らしい)は3DSで遊んだことはあります。しかし続編はノベルゲームになったということで手を出しづらいなぁと思っていたら、2010年代も終わってしまっていた。びっくり。

 

高校生でありながら新日本国第2代大統領である大空翔子(ジャケ中央)の幼馴染である海堂清人(翔子の後ろにいる男性)が主人公で、プレイヤーは彼として物語の世界へとダイブしていく。

 

 

 

前作のシューティングは、大空翔子と彼女の解放機カムイを操るスタイルで、爽快な操作とカッコいい戦闘、解放機のメカデザインの良さ、練られた世界観という絵にかいたような良作だと感じでした。一方で、今作はそれがないということが個人的なネックでしたね。

GUILD01 (ギルドゼロワン) - 3DS

↑ 4本のゲームのオムニバス作品が入った『GUILD 01』の一本に前作『解放少女』が入っている。レベルファイブの人気投票で1位になった「飛行機」もこの中に入っている『AIRO PORTER』が出典。

 

 

また、SINの方に対して、当時のネットでは「いきなりボーイズラブエンドに入った」と言った情報が入ってきたと思ったらキャラの「死亡離反機械化」という情報も入ってきたと記憶しています。

まさに闇鍋の様相を呈しており、気軽に触れたらヤケドか消化不良を起こしそうな印象でした。

 

 

さて、実際にプレイしてみたところ、ガチガチの政治劇が繰り広げられる重厚なストーリーが展開され、甘酸っぱい青春ではなく、きな臭さと死亡フラグ、血の匂いが回りに乱立しています。酸っぱさというか酢酸と触れ合う気概がある人は触って欲しいです。

そして、その間に素っ頓狂な日常パートや種々のバッドエンドが入るのもお楽しみです。変な笑いが止まらなくなるか、ドン引くかのどっちか。

 

しかし、真エンドまでプレイし終えてみると中々読み応えのある作品だったし、話しのまとまりもよく、この物語世界に対して結構愛着は抱いてしまいました。変な笑いが止まらないけれど、それが逆に癖になります。

時間があればぜひプレイしてみて欲しいですね。